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丹足(たんそく)の名前の由来

2013年に生まれた名前

丹足という名前ができたのは2013年のことで、よい名はないものだろうかと、色々と思い悩んだ挙句、「丹足」という名前に行きつきました。「たんそく」と読みます。

 

丹足の丹は「丹田」から取りました。丹田とは簡単に言えばお腹の奥底にある体の中心です。(また機会を見て詳しく解説していきます)「足」は文字通り足です。つまり丹足とは「おなかの足」という意味だと考えてもらえれば結構です。

 

 

 

おなかの足???

 

皆さんは、例えば自転車に乗っているときに、何でペダルを踏みますか。そう、足ですね。足の裏で踏みます。

しかし丹足はおなかでペダルをふむような運動なのです。想像すると少し気持ちわるいような不思議な図になります。。。。。

でもこの不思議な感覚を追及するのが丹足稽古の醍醐味なのです。

 

 

はじまりは足圧

丹足は相手を踏みほぐす整体法の一種です。私は2001年に、柔道整復師の桜井寛という先生からこの整体法を学びました。

先生は「足圧」(そくあつ)と読んでいらっしゃいました。これもよくできた名前で、足で圧をかけて相手の体を踏みほぐすから

「足圧」という名前をどなたか昔の人がつけたのです。

 

桜井先生から足圧を習った私は、以後10年以上「足圧」を使い続けてきました。沢山の患者さんに対して足圧を施してきたのです。そしてある程度足圧に習熟したなと思った10年目の2011年、足圧を教える「三宅式整体塾」を立ち上げ、整体師や素人さんたちに足圧指導を始めたのです。

 

 

「足の圧」への疑問

どうも記憶をたどると、三宅塾での指導時代から「足で踏むんじゃない。おなかで踏むんだ。」と指導をしていたようなのです。それでも当時は「足圧」と言っていました。でもだんだんと自分の中で矛盾を感じていたんでしょうね。「足で踏むな」と言いながら、「これが足圧だ」と言っていることに。

 

ですから色々とほかの整体法も調べました。他に私と同じような疑問をもっている先生がいるかもしれない、と。おなかを使う踏み方をしている人がいるはずだと。しかし整体の世界でそういう人は見つからなかったんですね。武道には少しだけそういう人がいましたが。

 

じゃあ整体の世界では、自分で名前を付けてやっていくしかないなと。足圧という呼び方では誤解を生むから、違う名前を付けた方が良いなと考えたんです。

 

 

悩んで見つけた丹足

実は私は名付けの名人とされています。和合一致(わごいち)も、千照館も、紙鳶や参尽という名前も、妻のゴスペル団体名も私が考え出した名前です。そして「丹足」もそうです。

 

「丹足」という名前に行き着いたときは、本当にうれしかったですね。いい名前が見つかってくれたなあと、この名前なら大丈夫、きっと発展するだろうなと確信を持ちました。丹田で踏む、これほど明瞭で底知れないメッセージはなかなかないと思います。商標登録もしました。

 

やっぱり名前は大事だと思います。そのものにふさわしい名前を付けてあげることができると、そのものが一層輝きだす。私は名付けをそんな風に思います。丹足が世界中に愛されますように。

 

 

 

 

丹足道場千照館師範 

三宅弘晃