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師範コラムvol.12 丹足感動貯金プロジェクト開始!

2019年の活動目標

理事会での討議

 

1月に行われた定例理事会で、今年1年間の活動目標について話し合いました。2017年に設立してから1年半。まだまだこれからの我々は、設立3年で会員仲間100人を目指していくことが大前提です。ではその会員仲間100人に向けて今年はどんな活動を行っていくのが良いか、熱のこもった議論となりました。

 

理事会が知恵を絞って打ち出した今年の我々の活動目標は、「丹足カウンター1000」です。

 

協会設立以来、道場やイベントで丹足を体験した方をカウントしてきました。今のところ300超のカウントになっていますが、今年中にそれを1000にしようという目標なのです。

 

 

新年の稽古での話

 

理事会での決議を受け、新年の稽古で私は皆さんに「協会内だけではなく、協会以外の人をもっと積極的に踏みに行こう」という話をしました。これまで家族に丹足をしてきた人は多いですが、みなさん腕をいや、足を上げられていますので、もっと自信を持って家族以外の人にも丹足を踏みにいっこうと話をしました。色々な人の体に触れることで経験値が蓄積され、それは皆さんの丹足成長の糧となりますから。

 

 

協会って何だろう?

 

 

今日はそこからの後日談です。

 

稽古はじめに毎月一人でいいから誰かを踏みにいこう!という話を皆さんにした後、私はずっと考えていました。1人で、時に指導部の3人で何度も何度も考えてきました。

 

「協会ってなんだろう?」と。

 

私はこれまで協会というものに属したことはありません。協会という言葉は知っていましたが、協会について深く考えたことはありませんでした。恥ずかしながら。

 

しかしおそらくこれは私だけではないでしょう。会員の皆さんの中でも協会というものに精通している人はあまり居ないと思います。協会をスクールや会社と混同されているように感じることも多々あります。単にお給料がでない会社、レッスン以外の仕事があるスクール、漠然とそんな風に思っている人も居るかもしれません、私も協会を始める前まではそれに近かったと思います。でもそれは違うんだ、という事に気付いていったのです。

 

では改めて協会ってなんなのでしょうか。

 

 

 

協会と会社の違い

 

スクールと協会の違い、それについては言及する必要がないほど、根本的に別種のものです。むしろ協会はスクールよりも会社の方が共通点が多いようです。意外かもしれませんが協会と会社は似ているところが沢山あります、そして決定的に違うところがあります。この違いを考えることにはとても意味があるように思うのです。

 

協会と会社の違い、それは端的に言えば、集めるものの違いです、会社が集めるもの、それは究極的にはお金です。営利活動でお金を集め、その利益を株主に配当する。世の中のお金を集めて再分配する機能がおそらく会社の本質です。

 

では協会はなにを集めるのか。協会が集めるのは、「人」なんです。協会活動に賛同する人を集め、人にスキルを与え、そのスキルを持った人を社会に送り出す。人の力を集め、高め、再分配する機能が協会の本質ではないでしょうか。

 

つまり「お金に向かう会社」と「人に向う協会」という構図が見えてきたのです。ずっと考えてきて、今はそう思うようになって来ました。

 

我々一般社団法人丹足普及協会・千照館は、皆さんを集め、丹足というスキルを与え、皆さんはその丹足を活かして周りの人を元気にしていく。あくまでも人が人に向かっていく。これが協会としての本質なんですね。ここ、共感いただけるでしょうか。

 

 

丹足での感動を集めよう

 

さて話を「丹足カウンター1000」に戻しましょう。私はこの目標を単なる数値目標にしたくはないと思いました。1,2,3と数えていくだけにしたくはないと思うのです。

 

わごいちでは毎日毎日丁寧に施術をしていて思います。一つ一つの施術、一人一人の施術にドラマがあります。発見と感動があります。(そうでなくては誰も通いませんよね。)「今」、「私が」、「この人に」触れた、その条件によって、その条件でしか生まれなかった感動が芽生えるのです。

 

そう思うと皆さんが、家族や友人や、友人の友人に丹足をした時に芽生えるであろうその感動こそ、他の誰にもつくれないその感動こそ、「人に向かう協会」としては何よりの財産になるはずです。そしてその感動財産を社会に再分配していくことにこの活動の意味がでてくるのです。「あー気持ちよかった。ばいばい。」と流してしまってはもったいないのです、

 

そう考えた時、「丹足カウンター1000」のタイトルを少し変えて見たくなりました。新しいタイトル、それは

 

「丹足感動貯金1000」プロジェクト

 

今年1年かけて、みなで一つ一つ、丹足を通した感動を積み立てていくのです。

 

月に一人でもいいから、自分のため、協会のため、踏まれる人のため、思い切って「丹足させて」「私にほぐさせて」とお願いし、そして丁寧に丹足を踏んでまわるのです。皆さんの今のスキルであれば、(しかも無料なのですから)、本気で探せば踏んで欲しい人はいくらでも見つかるはずです。

 

そして丹足を踏んだら、感動が温かいうちに感想を書きとめます。もし感動が芽生えなかったら・・・それはそれで課題としてやっぱり感想を書き留めておきます。その体験こそが我々協会が集めていくべき協会資産となるのです。その貴重な体験を皆で共有して(もちろんプライバシーは守りましょう)、社会に伝えていくのです。

 

今ニュースレター隊が、皆さんからの丹足感動体験を集める方法を考えてくれています。皆さんから集まった感動貯金を、どんどん社会に公開し、丹足でつながる醍醐味を伝えていきましょう。

  

さあ今日は節分。新しい1年の始まりです。新しいプロジェクト「丹足感動貯金1000」をはじめますよ。

 

 

 

 

平成31年2月3日

代表理事兼師範 三宅弘晃